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はるかにてらせ
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栗林佐知 著 / 菊地信義 装幀
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四六判上製224頁 2,000円(税別)
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ISBN978-4-89642-457-7 C0093
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「はるかにてらせ 山の端の月
信じるものさえみえないよ
はるかにてらせ 銀色の月
冥きより 冥きみちを」
結婚三年目、35歳のサワちゃんの前に
高校生時代、一緒に夢を追った
先輩の幽霊が現れた
「先輩、どうして出てきたんですか?」
表題作「はるかにてらせ」他、「恩人」「身代わり不動尊」「京浜東北線の夜」「コンビナート」「券売機の恩返し」五篇収録
第22回太宰治賞受賞作『ぴんはらり』刊行以来、初の作品集
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目 次
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頁
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はるかにてらせ
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5
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恩人
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47
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身代わり不動尊
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838
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京浜東北線の夜
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109
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コンビナート
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133
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券売機の恩返し
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161
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あとがき
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219
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栗林佐知 [くりばやし さち]
1963年札幌市生まれ。富山大学人文学部卒業。ガラス窓清掃、版下製作などを経て、小説を書き始める。2002年「券売機の恩返し」で第70回小説現代新人賞を受賞。2006年「ぴんはらり」(「峠の春は」を改題)で第22回太宰治賞を受賞。著書に『ぴんはらり』(筑摩書房)。
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