|
|
|
|
少年(スーホ)と白い馬(オルホン) モンゴル民話より
|
島守辰明 著 / 市瀬淑子 絵・題字
|
四六判上製128頁 1,600円(税別)
|
ISBN978-4-89642-410-2 C0093
|
|
|
名作絵本「スーホの白い馬」を生んだ民話をもとに
細部を書き込み、詩情豊かに再話された物語
朗読劇の為に書かれた脚本を物語化
全頁に配された新作挿絵からは
モンゴルの風と空気と
馬頭琴の調べが吹き寄せる
風よ やさしい風よ 聞かせておくれ
遠くなはれてしまった わたしの友のことを
守ってやれなかった わたしの友のことを……
(スーホの歌声から)
|
|
|
目 次
|
頁
|
草原と風と声と……
|
6
|
スーホという少年
|
10
|
出逢い
|
21
|
新しい家族
|
27
|
夜の戦い
|
33
|
辛い記憶
|
41
|
挑戦への旅路
|
52
|
ナーダムのお祭り
|
58
|
砂塵のなかの争い
|
70
|
王さまとスーホと
|
80
|
別れのあと
|
89
|
王さまと白い馬と
|
99
|
宴
|
103
|
治らない傷
|
109
|
友との語らい
|
116
|
唄うということ
|
120
|
あとがき
|
126
|
島守辰明 [しまもり たつあき](兵庫県立ピッコロ劇団 文芸・演出部)
東京生まれ。京都外国語大学外国語学部中国語学科、卒業。京都外国語大学在学中から演劇活動を始める。卒業後、アメリカのメソード演技術を学ぶかたわら、舞台、テレビ・映画、ショーなどに俳優として出演、また舞台演出を行う。2003年4月から3年間、ロシア・モスクワ国立アカデミー・マールイ劇場、及び劇場付属の国立シェープキン演劇大学にて演出、ロシア俳優教育について学ぶ。帰国後の2006年4月より、兵庫県立ピッコロ劇団に在籍。演出・俳優と同時に、ピッコロ演劇学校研究科の主任講師を始め、俳優教育、演劇教育の指導にも従事している。日本演出者協会会員。
〈主な演出作品〉ヴァンピーロフ作「再会〜上の息子」(2006ピッコロ劇団)、マルシャーク作「森は生きている」(2007ロシア・サンクトペテルブルグ、コミッサルジェフスカヤ劇場)、しゅう史奈作「夜のキリン」(2008ピッコロ劇団)、チェーホフ作「ワーニャ伯父さん」(2010ピッコロ劇団、演出・翻訳)、ポール・オズボーン作「あしたこそ(朝は、七時)」(2010劇団神戸)、バーナード・スレイド作「セイムタイム、ネクストイヤー」(2011ピッコロ劇団)、アレクセイ・アルブーゾフ作「私のかわいそうなマラート」(2013ピッコロ劇団、翻訳・演出)、朗読劇「白い馬の物語」(2012年台本執筆、各巡演地での子供へのワークショップ「物語を創ろう」を構成)
市瀬淑子 [いちのせ よしこ]
東京生まれ。コーコラン美術学校(アメリカ)にて油絵・デザイン、武蔵野美術短期大学にて油絵、大塚テキスタイルにて織物を学ぶ。書を高野玉兎、浅井素堂に師事、墨絵を飯田満佐子に師事。1986年より日本、スウェーデン、フィンランドにて墨を中心とした作品を発表。挿絵作品に『イフ』『リルラの手袋』(未知谷)がある。
|
|