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目 次
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頁
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プロローグ
――母と娘のパリ
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1
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1 雪のリュクサンブール宮殿のシャンデリア
――母と娘の合言葉
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19
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2 セーヌ河畔からの遺言
――かんがえることを止めなかった母をかんがえる
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27
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3 一九七三年 華麗なパリの夕餉こそ
――ユマニスムの館に人は老いる
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33
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4 アンチパンジー党宣言
――強いひと、美しいひと、しあわせなひと
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39
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5 ふたりのパリのおばあさん
――わたしはいつもわたし
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44
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6 パリで菫を買った頃
――わたしはナルシスト
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49
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7 タイムの畑とミントの園にたたずむ
――花々にながめられるわたし
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56
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8 余命ということばと向きあう
――わたしがいちばんまじめだったとき
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65
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9 「セ・ラ・ヴィ」の国のストライキ
――「革命のあった国は美しい」と言った母
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76
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10 ニンジンとジャガイモだけのスープ
――大人はままごとしない
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88
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11 暮れない夕暮れ至福のとき
――闇の中にパリの灯をつくった人たち
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96
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12 限り無く暗い夕暮に
――魂のありかをかんがえる
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107
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13 銀色のリュクサンブール公園を通りぬけてアップルパイを食べた
――アサス通り七十八番地
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118
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14 ジゼルとの再会
――パリは佇む
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126
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15 「おもいで」というかおりにひたる快楽
――歴史の余韻むせるパリに
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133
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16 サンジェルマン・デ・プレ 一九八〇年
――中世の教会とアルプスの花のお茶
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146
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17 一九八〇年 リヨンでかんがえたこと
――人はパリにもどる
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160
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18 落葉松の林を出でてパリへおもむいた母
――島崎藤村の風景
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176
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19 朝のバスルームの光の中で
――未知へ翔ける
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191
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20 ひまわりのミイラをたいせつにする
――エピローグ わたしのオプチミズム
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199
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付録 パリ街路案内
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213(地図212)
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