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レクチュール 知的興奮の誘い
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甘木透子 著
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四六判上製240頁 2,200円(税別)
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ISBN978-4-89642-248-1 C0095
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インテレクチュアルになりたい大学生と社会人に
受験勉強だけではもの足りない優雅な高校生に
読書で知的ライフを送りたいすべての大人たちに
読むことの愉悦、心の飛翔、読書
それは未知のものを教えてくれる
それは既知のものに再び出逢わせてくれる
繰り返し読むことで想像力が喚起され
育まれ、鍛えられた想像力は知を介して
人を豊饒の至福へと導いてくれる
この本は十五の章で成り立っています。「ほんとうの私」「過去というもの」「目的的」「全体ということ」「人為という自然」「自分だけの道」「セルフ・コンシャスネス」などなど。各章の冒頭に、国立大学の入試に取り上げられた英文を私の翻訳で紹介します。つぎに、同じテーマの名文を随時引用しながら、解説と感想を講義風、エッセイ風に書いていきます。引用文の作者は、トルストイ、ドストエフスキー、トーマス・マン、ミラン・クンデラ、吉田兼好、夏目漱石、太宰治、小林秀雄などです。(「プロローグ」より)
他人の言を「わかった」と思うためには、最初から自分の頭のなかに、その「わかり」の素がすでに存在していて、他者がそれを言語化することによって「型抜き」してくれる。その瞬間に生じる「わかった」は、すなわち、生まれたときからすでに知っていたなにかを『思い出す』ということ。すると、必然、気づきます。本を読むということは、すでに在る自分を知るということだと。(「エピローグ」より)
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目 次
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頁
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プロローグ
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7
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第1章 ほんとうの私
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12
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第2章 過去というもの
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26
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第3章 目的的
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37
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第4章 全体ということ
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51
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第5章 人為という自然
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66
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第6章 自分だけの道
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78
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第7章 セルフ・コンシャスネス
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91
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第8章 不在の在
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103
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第9章 メタ・コンセプション
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118
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第10章 ユーモア
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136
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第11章 読書
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153
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第12章 師・PARTI
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171
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第13章 師・PARTII
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187
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第14章 英語必修反対論
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202
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第15章 アンビギュアス
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215
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エピローグ
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227
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出典一覧
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233
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甘木透子 [あまき とうこ]
和歌山県生まれ。京都大学文学部卒。私塾主宰。執筆、講演、講義、翻訳を業とする。七歳で読書にめざめて以来の愛読家。「知的興奮の伝道師」を通り名に、若者のファン多数。趣味は、他人の幸福。
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