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地域とともに ある夫婦の歩み三十年
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牧野千歳/牧野英二 著
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四六判上製256頁 2,000円(税別)
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ISBN978-4-89642-227-6 C0036
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私たちの現在と
子どもたちの未来のために――
人は生活環境の中で
いかに生きるべきか
地域活動とともに生きる哲学
三十年実存を生きた夫婦の記録
私は、地域に生き、大学という教育・研究機関に在職する人間として、そして哲学者としてできることは最大限の努力をしてきました。哲学の役割は、人間が生活の場や職場などでどのように生きることが望ましいか、人間として、いま・ここで、どのように振舞うことが善いことであり、正しいことであるのかを示すことにあります。したがって哲学者は、過去の優れた哲学者や思想家の文献を解釈し議論し、翻訳・執筆活動するだけでなく、現実の生活の場で、それらから学んだ事柄を生活者の視点から活用することも必要であると思います。
(牧野英二「あとがき」より)
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目 次
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頁
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はじめに
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1
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一 三十年間をふりかえって――地域の中での活動を中心に
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9
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二 風の便り――千歳からのメッセージ
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17
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三 太陽の恵みに感謝して――発電所・ゆずの木灯台から
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125
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四 ゆずの木台新聞――自治会改革を中心に
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165
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五 学校講演――ゴミ問題を考える
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221
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六 年の始めに――二人の抱負
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231
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おわりに
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239
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牧野千歳 [まきの ちとせ]
ベビーブーマーのひとりとして生まれる。ライフ・コーディネーター、埼玉県生態系保護協会会員。
「国境なき医師団」、ユニセフをはじめ、国内外のNPOやNGOのサポーターを夫婦で務める。
共著に『ひとりじゃないよ』(金の星社)がある。
牧野英二 [まきの えいじ]
1948年8月9日に生まれる。
法政大学文学部教授(文学博士)。日本カント協会会長・日本ディルタイ協会会長。
主専攻:哲学・倫理学・感性学。
主な著作に『崇高の哲学』(法政大学出版局)、『ディルタイと現代』(編著:法政大学出版局)、『カント哲学案内』(編著:カント全集別巻、岩波書店)など、主な訳書にカッシーラー『カントの生涯と学説』(共訳、みすず書房)、カント『判断力批判』(カント全集第8、9巻、岩波書店)、ディルタイ『精神科学序説I』(編集・共訳:ディルタイ全集第1巻、法政大学出版局)などがある。
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