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アントーノフカ
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イワン・アレクセーヴィチ・ブーニン 著 / 町田清朗 訳 / 長濱友子 絵
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四六判上製80頁 1,200円(税別)
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ISBN978-4-89642-207-8 C0097
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ロシア初のノーベル賞作家ブーニンの描く掌篇
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風景画20点
1917年の革命で崩壊した
帝政ロシアには
領主屋敷を中心に
展開した古き良き
ウサージバと総称される
文化があった
ロシアの農村風景を
活写した名作短篇
ウサージバの結晶
香りは
異世界への入口
境界を超え
人を瞑想へと誘う
それは
思想に至る思索
華やかに彩られた幻想
古きを懐かしむ郷愁
アントーノフ種の
リンゴの放つ芳香が
導く想念は
……………
“アントーノフカ”はアントーノフ種のリンゴの愛称。耐寒性が強く芳香を放つ。ロシアでは19世紀初めから栽培され、旧ソ連では「人民のリンゴ」と呼ばれた。
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目 次
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頁
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プロローグ
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5
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第一章
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9
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第二章
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21
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第三章
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37
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第四章
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55
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エピローグ
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67
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後記
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71
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参考図書
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77
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イワン・アレクセーヴィチ・ブーニン [Иван Алексеевич Бунин](1870〜1953)
モスクワの南のボロネジに生まれた。中篇小説「村」「ミーチャの恋」「サンフランシスコから来た紳士」自伝的小説「アルセーニエフの青春」など多数がある。
革命後の1920年パリへ亡命。
1933年ノーベル文学賞を受けた。
1953年パリで客死。
町田清朗 [まちだ せいろう]
1938年生まれ。青森県立弘前高校、弘前大学医学部卒業。外科学第一講座講師を経て現在財団法人鷹揚郷腎研究所弘前病院勤務。
訳書に、ブルガーコフ『モルヒネ』(未知谷、2005)他がある。
長濱友子 [ながはま ともこ]
青森市生まれ。県立青森東高校、岩手大学教育学部卒業。
現在ドイツ・ガーリッツ在住。
アトリエ「日々庵」にて個展開催。
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