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目 次
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I 作家論 墨東綺譚
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7
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永井荷風 偏奇館焼亡/『東綺譚』前後/荷風の手紙一つ
室生犀星 室生犀星序説/室生犀星の一時期/初版本を蒐む/『かげろふの日記遺文』について
岡鹿之助 岡鹿之助ノオト/「雪の発電所」について/美のたまもの/岡鹿之助先生のこと/ある半日/『フランスの画家たち』と『雪國』
駒井哲郎 駒井哲郎の人と藝術/銅版画の詩人駒井哲郎/美しい黒の濃淡
會津八一 會津八一――英語の先生のころ/『山鳩』のころ
岩本素白 岩本素白
横光利一 『旅愁』小感
和田芳惠 死のインキ/『暗い流れ』について
山室静 山室静――つつましさ/『晩秋記』について
淺見淵 ちとせにて/淺見さんの歌集
吉行淳之介 短篇小説の新人群/奇遇――ある日、吉行さんと/『鞄の中身』について/『怖ろしい場所』について
庄野潤三 庄野潤三氏の魅力/「蟹」の前後/『屋根』について
吉田絃二郎 吉田絃二郎と一つの世代
石井潤 哀悼石井潤
小沼丹 唯一度の電話
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II 書評
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193
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會津八一『會津八一の書翰 第一巻』
井上靖『わが母の記』『額田女王』
井伏鱒二『スガレ追ひ』
円地文子『春の歌』
小沼丹『藁屋根』
耕治人『懐胎』
斯波四郎『緑の島』
庄野英二『赤道の旅』
田久保英夫『髪の環』
竹西寛子『鶴』
中里恒子『關の戸』
野呂邦暢『諫早菖蒲日記』
東博歌集『蟠花』
三浦哲郎『野』『拳銃と十五の短篇』
吉行理恵『記憶のなかに』
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III 随筆
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243
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街の外/鳩の行方/夏の巣立ち/上野へ一里/自分の中の風景/女の先生/「ルドン」への夢/ルソーの墓碑銘/十月/待つことをおぼえる/パンを盗む/ふろしき/たからさがし/夢の超特急/靴とハンドバッグ/蟹舟/西瓜幻想/立春まで/ポケットの煙草/南方特別留学生/敗戦國風景/四半世紀後の今/ある来客/川端さんの手紙/二つの作品の間/小説の中の好きな女/晩夏の信濃追分/緑の出口/樹木との交際/ある山村/小さな火/歳末/曇らぬ仲/消えた来世の古本屋/私淑/わがひとり居る/河井寛次郎の壺/憂愁の藝術
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編者あとがき
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365
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解説 荒川洋治
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371
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