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暁の網にて天を掬ひし者よ
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暁(あかつき)の網(あみ)にて天を掬(すく)ひし者よ 小熊秀雄の詩の世界
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法橋和彦 著
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四六判上製352頁 3,000円(税別)
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ISBN978-4-89642-184-2 C0095
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《morals and justice》
信義のみを規範に生き
書き綴る姿勢は
小熊秀雄に
中野重治に
そして本書の著者
法橋和彦に見られる
抑圧された民衆の側に立ち
澄みきった眼で日常を見つめ
ロシア文学に啓発されつつ
小気味良いエスプリを利かせ
多彩に作品を描きわけた
最良の口語自由律詩人
小熊秀雄の人生と作品
構想以来四十有余年
キーワードに巡り合う度に
書き継いだ労作700枚
所謂「転向問題」への
新しい提起をも含め
読者諸兄の見識を仰ぐべく
今ここに上梓する
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目 次
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頁
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第一部
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7
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小熊秀雄における詩と思想
――その民衆性の問題によせて
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9
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小熊秀雄とその時代
(『小熊秀雄ノート』補説のためのあとがき)
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135
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第二部
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165
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小熊秀雄におけるプーシキン
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167
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小熊秀雄の死と仕事
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175
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『飛ぶ橇』の問題ひとつ
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177
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ロシア「夢占い」と「馬の糞茸」
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181
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二十世紀ロシア文学の聖と俗
――小熊秀雄によせて、あるいはミレニアムへの小さな感想
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186
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中野重治さんからの手紙
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194
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第三部
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247
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小熊秀雄とロシア
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249
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一八四四年のエンゲルスから
――小熊秀雄におけるロシア文学と社会主義
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284
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この本のうしろに
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317
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人名索引
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i(351)
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法橋和彦 [ほっきょう かずひこ]
1932年神戸に生まれる。大阪外国語大学から早稲田大学大学院博士課程へ。
現=大阪外国語大学名誉教授。
編著『トルストイ研究』河出書房新社、『プーシキン再読』創元社。
著書『ロシア文学の眺め』新読書社。他
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