未知谷の刊行物【哲学・思想】



 
[品切れ] 新版あります
精神現象学
G・W・F・ヘーゲル 著 / 牧野紀之 訳
四六判上製函入1056頁 10,000円(税別)
ISBN4-89642-039-X C1010



さまざまな段階を経て発展する個人の意識を、人類の意識の歴史的段階を縮小した形で再現する歴史的名著
 
滾々と湧き出ずる論理の展開に先走るヘーゲルの原文を、複数の眼で可能の限り精緻に読み込み、先達学兄の業績を踏まえ消化した上で、本文のみでその思想が理解できるよう、分かり易く言葉を補った新訳。勿論、原書との格闘の跡も生々しい補注も豊富で後覚の者必携の一書。


目  次

訳者のまえがき

序言(科学的認識について)
27 
序論〔精神現象学で扱われる意識とそれを扱う方法〕
165 
第一部 意識
第一章 感性的確信、あるいは「これ」と「つもり」 197/第二章 知覚、あるいは物と錯覚 225/第三章 力と悟性、現象と超感覚的世界 256
197 
第二部 自己意識
第四章 自己確信の真相 313
313 
第三部
第五章 理性の〔主観的〕確信から〔客観的〕真理へ 390/第六章 精神 615/第七章 宗教 872/第八章 絶対知 986
390 
付録
付録1 知識としての弁証法と能力としての弁証法 1015
付録2 ヘーゲルにおける意識の自己吟味の論理 1023
付録3 恋人の会話(精神現象学の意味) 1028
付録4 金子武蔵氏と哲学 1039
1015 
謙虚さと正直さとを――訳者のあとがき――
1043 

小社刊のG・W・F・ヘーゲルの著作物
[法権利の哲学]
[精神の現象学序論]
[精神現象学 第二版]
[小論理学]


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