|
|
|
|
ウクライナの真実 国家の現況2010
|
ナターリヤ・セメンチェンコ 著 / 織田桂子 訳
|
四六判上製224頁 2,000円(税別)
|
ISBN978-4-89642-696-0 C0036
|
|
|
なぜ戦争は起こったか?
今なおキーウに留まるウクライナの経済学者・ジャーナリスト
2010年、ウクライナ国民に向けて国の現況を訴えた一書
……この本は戦争が始まる十二年前に書かれたものです。
そしてこの本は戦争についての本ではありません。
この本はウクライナの歴史の流れの中でずっと独立を手にしようと、
自らの文化や伝統を守ろうと努めて来た民族についての本です。……
(本書「親愛なる日本の読者の皆様へ」より)
原題:Охота на правду
|
|
|
目 次
|
頁
|
日本版への序
|
1
|
まえがき
|
11
|
第一章 ウクライナ国家の形成
|
15
|
係争問題であるウクライナ民族の起源
|
16
|
ウクライナの国土における国家構造
|
22
|
コサック時代の悲しい歴史
|
27
|
第二章 二十世紀のウクライナ
|
31
|
革命前後のウクライナ
|
32
|
ソヴィエト社会主義共和国連邦の一共和国としてのウクライナ
|
42
|
帝国の末期におけるウクライナの発展
|
47
|
帝国崩壊後の変成の過程
|
53
|
第三章 言語の問題
|
57
|
ウクライナ語誕生の歴史
|
58
|
国語・他の国々の経験
|
65
|
第四章 ウクライナにおける教育
|
73
|
ソ連邦の教育制度の堅実主義
|
74
|
世界の教育制度
|
79
|
現代の教育の質の低下と瓦解の方法
|
84
|
第五章 ウクライナ社会における宗教問題
|
95
|
ウクライナの宗教組織
|
96
|
破壊的カルトの危険性
|
104
|
ウクライナの法律の時代錯誤
|
108
|
第六章 ウクライナにおける政治と権力
|
115
|
ウクライナにおける権力の変質
|
116
|
議会主義の市場的アプローチ
|
122
|
議員の不可侵
|
127
|
第七章 政治体制の交代・結果
|
135
|
民主的思想の出現の歴史
|
136
|
ロシアの民主主義
|
139
|
世界における民主主義・西洋
|
143
|
世界における民主主義・東洋
|
146
|
民主的なウクライナ
|
150
|
体制変革にかかる時間の長さ
|
155
|
第八章 世界におけるウクライナ
|
161
|
ウクライナの経済的地位
|
162
|
経済博士、危機とはどういうものですか?
|
167
|
ネズミ捕り器の中の無料のチーズ IMFのクレジット
|
173
|
ウクライナとNATO 誰が私たちを護ってくれるのか
|
182
|
ウクライナと欧州連合 誰が誰にとってより必要なのか
|
187
|
ウクライナとロシア・敵対
|
194
|
未来への一歩
|
199
|
参考文献
|
212
|
訳者あとがき
|
222
|
ナターリヤ・セメンチェンコ
[Наталия Витальевна Семенченко]
ウクライナの作家・社会評論家、経済学博士、経済サイバネティクス講座の教授。キーウ国立工科大学卒業。各界の著名人をゲストとするトーク番組を10年以上テレビで主宰した。科学思想センターDOSVID(経験)の責任者。2014年12月に「真実を追って」シリーズの三部作「独立」「革命」「腐敗」を発刊。経済と金融の自身の講義ビデオを制作。またドキュメンタリー映画を制作しており、特に、自身の大学についてシリーズを制作した。さらに大学付属の学生協会OSA(Open Student Association)を設立し、その責任者でもある。
織田桂子 [おだ けいこ]
全国通訳案内士(ロシア語)。兵庫県出身。神戸市外国語大学ロシア学科卒業。訳書にガリーナ・アルテミエヴァ『ピクニック』(水野典子氏との共訳)、エカテリーナ・ビリモント『男はみんなろくでなし』、アナトリー・フロペツキー『久遠の闘い』(水野典子氏との共訳)(ともに未知谷)。
|
|