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ひそやかな歳月
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アレナ・モルンシュタイノヴァー 著 / 菅寿美 訳
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四六判上製304頁 3,000円(税別)
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ISBN978-4-89642-694-6 C0097
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チェコが歩んだ激動の20世紀
さまざまな形で翻弄されながら生きざるを得なかった人々
「正常化」の時代に少女期を過ごした著者による、
理念と現実、言葉と沈黙、そして四つの世代を包む物語
読者の選ぶ今年の本大賞、ベストセラー賞を受賞(チェコ・二〇一九年)
チェコで最も人気のある現代作家の一人
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目 次
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頁
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序
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1
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1 娘
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9
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2 父
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22
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3 娘
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49
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4 父
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55
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5 娘
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75
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6 父
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86
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7 娘
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111
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8 父
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121
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9 娘
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139
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10 父
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144
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11 娘
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168
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12 父
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174
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13 娘
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195
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14 父
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200
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15 娘
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215
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16 父
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220
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17 娘
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241
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18 父
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247
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19 娘
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269
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20 父と娘
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289
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訳者あとがき
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293
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アレナ・モルンシュタイノヴァー [Alena Mornštajnová]
1963年6月24日生まれ、モラヴィア地方のヴァラシュスケー・メジジーチー在住の作家・翻訳家。オストラヴァ大学哲学科で学ぶ。2013年に第一作目『Slepá mapa(白地図)』で作家としてデビューした。これまでに、さらに五つの長篇小説、『Hotýlek(小さなホテル)』(2015年)、『Hana(ハナ)』(2017年)、『Tiché roky(ひそやかな歳月)』(2019年)、『Listopád(失墜の十一月)』(2021年)、『Les v domĕ(家の中の森)』(2023年)を上梓し、好評を博している。第三作目の『ハナ』はホロコーストを扱った作品であり、チェコ国内で各種文学賞を受賞し、この作品により彼女はチェコで最も人気のある現代作家のひとりとなった。これまで十七か国語に翻訳されている。続く本作品『ひそやかな歳月』もまた七か国に翻訳され、読者の選ぶ今年の本賞(2019年)を受賞した。
菅寿美 [すが ひさみ]
1972年生まれ。島根大学理学部化学科卒業、北海道大学大学院地球環境科学研究科博士後期課程単位取得退学。北海道大学および中村和博氏のもとでチェコ語を学ぶ。訳書に『ボヘミアの森と川 そして魚たちとぼく』(オタ・パヴェル著、中村和博氏との共訳、未知谷)。
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