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私、骨董屋やってます
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浦田寿乃 著
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四六判上製224頁 2,200円(税別)
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ISBN978-4-89642-605-2 C0095
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私の名は「オジョウ」。和物専門の骨董屋をやっている。本業は寺の大黒(寺の奥さんのこと)である。境内の山門外にもと美容院だった小さなお店を出している。寺の仕事の合い間だから、たいした品物もない、ささやかなお店である……(本文より)
とは言いつつも、お人形、着物、簪、古伊万里、民間仏に混じる円空作の仏像や古い切手などなど、ほしいものや集めたいもの、面白いものがありそうだとなれば、山形静岡六本木、すぐに駆けつけて手に取ってみる。骨董屋のオジョウの実体験に材を取った慌ただしくも楽しい日々を描く連作短篇
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目 次
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頁
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1 「オジョウ」紙物にはまる
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5
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2 私の着物物語り
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14
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3 わが家の食器は皆割れている
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24
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4 わが家の蘭奢待
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34
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5 リカちゃんとタミーちゃん
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41
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6 オジョウ、生ぶ出し屋に会う
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53
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7 「オジョウ誕生」
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63
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8 たまには、こんなことがあってもいい
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75
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9 「オジョウ」人形を買う
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85
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10 ミッドナイト in 六本木
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94
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11 オジョウ店番をす
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102
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12 お人形が売れました
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111
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13 ムスメ
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122
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14 骨董屋になるには
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131
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15 骨董屋になってからする事
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141
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16 生ぶ出し屋 その二
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152
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17 敵
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166
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18 オジョウ静岡に行く
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176
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19 人形さんとの出合い
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187
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20 バブルがやって来た
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198
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21 私はコレクター
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209
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22 骨董市場いろいろ
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217
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浦田寿乃 [うらた ひさの]
法名、昂明(こうめい)。昭和32年生まれ。大妻女子大学文学部国文学科近代言語学科卒業。大学3年時に「郵便用語における紀念・記念」の研究で大妻国文紀要に論文掲載。卒業後、東大医学部にて教授秘書に就職。昭和60年安養院住職と結婚。
昭和65年頃から青樹社『寺と生活』誌上で「はっする奥さん日々是好日」を約3年半掲載。PHP社より「安住(あずみ)じゅの」の名で、西川勢津子氏と共著を出版。寺の寺務のかたわら、山門下に、骨董店「ことぶきや」を開業。
天台宗寺報誌などにエッセイなど、多数寄稿。目黒カルチャースクール「小説の文学賞をめざそう」講座に入会。今日に到る。
目坊内に有るチベット美術品を展示している、ひかり美術館のアドバイザーをおこなっている。
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