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ロシアの詩を読む 銀の時代とブロツキー
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岡林茱萸 著
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四六判上製264頁 2,500円(税別)
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ISBN978-4-89642-535-2 C0098
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19世紀末から20世紀初頭のロシア。激動の時代の詩人の言葉は作品そのものの輝きとともに不思議な高揚感に包まれている。それぞれの詩がどんな風に生まれ、言葉の意味を離れイメージへと昇華するのか。15人の詩に関するエッセイ。
くりかえし読んでいると、
言葉が自然に胸のなかを流れるようになる。
もちろん、そうならないこともあるけれど。
理由はたぶん、言葉の密度にあるのではないかと思う。
詩の言葉には意味以上のものが詰まっている。
重たかったり、捉えられないスピードで飛んでいったり。
……
それぞれの詩のなかで、
言葉がどんなふうに生き、
動いているのか
詩の言葉がどんな風に意味を離れて
イメージとして生き始めるか、
詩はどんな構造を持っているのか、
その詩はなぜ美しいのか
(「あとがき」より)
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目 次
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頁
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ヴェリミール・フレーブニコフ1
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7
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アレクサンドル・ブローク1
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17
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アレクサンドル・ブローク2
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29
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イワン・ブーニン
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40
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インノケンティ・アンネンスキー
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51
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ニコライ・グミリョフ
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63
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アンナ・アフマートワ1
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75
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ジナイーダ・ギッピウス
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84
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セルゲイ・エセーニン
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94
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ウラジーミル・マヤコフスキー1
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105
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ウラジーミル・マヤコフスキー2
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114
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ボリース・パステルナーク1
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126
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オーシプ・マンデリシュタム1
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136
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オーシプ・マンデリシュタム2
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144
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ヴェリミール・フレーブニコフ2
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154
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マリーナ・ツヴェターエワ1
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164
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マリーナ・ツヴェターエワ2
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175
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ボリース・パステルナーク2
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186
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ドーヴィド・クヌート
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196
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アンナ・アフマートワ2
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207
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アルセーニー・タルコフスキー
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217
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ヨシフ・ブロツキー1
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229
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ヨシフ・ブロツキー2
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243
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初出
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256
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あとがき
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257
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岡林茱萸 [おかばやし くみ]
上智大学外国語学部ロシア語学科卒業。ロシア語・ロシア文学専攻。東京ロシア語学院講師。NHK衛星放送ニュース通訳。
訳書:『エセーニン詩集』(飯塚書店)、アイトマートフ『白い汽船』(理論社)
共訳:『レールモントフ選集』(光和堂)
著書:『世界の大都市6 レニングラード』(教育社)
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