|
|
|
|
レスター先生の生徒たち
|
チャールズとメアリー・ラム 著 / 牛原眞弓 訳 / ウィニフレッド・グリーン 絵
|
四六判上製192頁+カラー口絵11枚 2,000円(税別)
|
ISBN978-4-89642-447-8 C8097
|
|
|
一九五〇年代から長く親しまれてきた
児童書の名作が待望の現代語訳で――。
英国でラム作品の挿し絵を多数担当した
グリーンの絵をカラーで収録する愛蔵版!
この作品を懐かしく読み返しているうちに、ああ、なんと愛らしく心あたたまる物語だろう、こういう作品をこそ私は訳したかったのだと、目が開かれる思いがしました。そこには、多感な少女たちの細やかな心の動きが、みごとに描かれていたのです。とくに、「とりかえ子」では、両親への愛や友情だけでなく、高慢や嫉妬や罪悪感など、きれいごとだけではない、ありのままの感情があふれるように描かれています。それでいて挫けることなく、乗り越えて成長しようとする健気な少女の姿に、思わず目頭が熱くなるのでした。
(「訳者あとがき」より)
|
|
|
目 次
|
頁
|
はじめに
|
1
|
第1話 船乗りのおじさん エリザベス・ヴィリアーズ
|
7
|
第2話 いなかの家 ルイーザ・マナーズ
|
29
|
第3話 とりかえ子 アン・ウィザーズ
|
44
|
第4話 お父さんの再婚 エリノア・フォレスター
|
83
|
第5話 小さなイスラム教徒 マーガレット・グリーン
|
93
|
第6話 いとこの家 エミリー・バートン
|
108
|
第7話 おばさんは魔女 マリア・ハウ
|
131
|
第8話 商人の娘 シャーロット・ウィルモット
|
145
|
第9話 はじめて教会へ行った日 スーザン・イェーツ
|
155
|
第10話 船に乗って アラベラ・ハーディ
|
167
|
訳者あとがき
|
181
|
チャールズ・ラム [Charles Lamb] (1775〜1834)
メアリー・ラム [Mary Lamb] (1764〜1847)
19世紀前半のロンドンの文学において精力的な詩人、作家、エッセイストだった。特に弟のチャールズは名文家として文学史に名を残している。代表作に『シェイクスピア物語』など。
牛原眞弓 [うしはら まゆみ]
神戸大学文学部西洋比較文学科卒。ロシア文学、英米文学を学ぶ。訳書に『英語で読む トム・ソーヤーの冒険』(IBCパブリッシング)など。
|
|