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和風ルネサンス 京の匠に和の嗜みを見る
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笠井一子 著
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四六判上製224頁 2,200円(税別)
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ISBN978-4-89642-369-3 C0095
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日本の生活習慣に溶け込んで
見落されがちな繊細な仕事
その一つひとつに目を向け
それぞれの職人を訪ねて
身の回りに潜む
思いがけない気配りに驚きながら
次々と質問を重ね
女性ならではの感性で
その真髄を改めて紹介する
職人の手とわざにおける質の高さはもちろん、そのベースとなっている〈自然〉にたいする鋭敏な感覚、直感的な美意識が、これまでの日本の文化を支えてきたのではなかったのか。それを、これからの日本を支えるであろう、若い人たちに、ぜひ知っておいてほしい。
(「あとがき」より)
繊細なものたち:床の間/座布団/畳/几帳/衝立/土壁/欄間/襖/引き手/釘隠し/掛物/茶花/お香/簾/明かり/露地/蹲踞/灯籠/提重/野点て/おひつ/漆器/懐石
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目 次
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頁
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1 床の間はナゾが多い
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7
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2 座布団に文化あり
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23
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3 畳に映る影を愛でよう
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32
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4 変幻自在のパーテイション
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43
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5 呼吸する土壁
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52
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6 欄間は光と風の通い道
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61
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7 和風の建具は可動式
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69
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8 まるで装身具のように
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76
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9 持ち主の感性が表われる
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84
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10 床の間に花を生ける
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98
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11 空間のもてなし〈お香〉
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107
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12 風景をトリミングする
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119
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13 明かりは光と陰のドラマ
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128
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14 心の余白に沁みる庭
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142
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15 蹲踞のうみに月を映して
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160
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16 遊山行楽にお弁当を携えて
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173
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17 野に遊び野点てを愉しむ
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181
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18 温もりただよう木工のわざ
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187
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19 漆はJAPAN
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199
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20 食文化の花ひらく
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206
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あとがき
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217
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笠井一子 [かさい かずこ]
広島県生まれ。法政大学社会学部を卒業。著書に『京の配膳さん』(向陽書房)、『プロが選んだ調理道具』(平凡社)、『京の大工棟梁と七人の職人衆』、『北海道の食彩〈マッカリーナ〉物語』(以上草思社)ほか。
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