未知谷の刊行物【芸術】



 
BD 第九の芸術
古永真一 著
四六判上製288頁 2,800円(税別)
ISBN978-4-89642-312-9 C0070



BD(仏語圏のマンガ)といえば『タンタンの冒険旅行』――
このステレオタイプを払拭せよ!

 
コマの否定、吹き出しのみの構成、メタレベルのストーリー、
ダンスとのコラボレーション……
ほとんど分類不能、クールジャパンの対極のアヴァンギャルド――
古くはバタイユがBDのアナーキーさに注目し、
70年代に前衛集団「バズーカ」、90年代に前衛漫画集団「ウバポ」、
大御所メビウス、ボードワンなどを紹介しながら、
第九の芸術と言われるBDの歴史的背景と表現媒体の可能性を見る、
待望のBDアヴァンギャルド論!


目  次

第1章 BDと「マンガ」
1 BDの異質性 8/2 第九の芸術への道 21

第2章 マンガの誕生?
1 マンガ起源論争 46/2 テプフェールの理論 57/3 テプフェール以降の展開 71
45 
第3章 娯楽のアナーキズム
1 『ピエ・ニックレ』の誕生 83/2 バタイユと『ピエ・ニックレ』 98
82 
第4章 メビウスとその時代
1 BDとアヴァンギャルド 111/2 ホドロフスキーとシュルレアリスム 124/3 雑誌『メタル・ユルラン』 140/4 即興画法の幻想性 148
110 
第5章 ウバポ――文学とマンガのあいだ
1 ウバポの図像遊戯 161/2 ポストモダン文学とBD 190
159 
第6章 BDと自伝
1 九〇年代以降の新潮流、自伝的BD 209/2 ボードワンの自伝的BD 213/3 想像的自伝『インサイド・メビウス』 228
208 
第7章 フレモク――美術とマンガのあいだ
1 BD、ダンス、デッサン 249/2 フレモク――異端芸術のポエジー 263
248 
終わりに
279 

古永真一 [ふるなが しんいち]
1967年生まれ。パリ第七大学留学を経て早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。著書に『ジョルジュ・バタイユ 供犠のヴィジョン』(早稲田大学出版部、2010年)。訳書にジョルジュ・バタイユ『聖なる陰謀──アセファル資料集』(共訳、ちくま学芸文庫、2006年)、ティエリ・グルンステン『線が顔になるとき──バンドデシネとグラフィックアート』(人文書院、2008年)、パスカル・ラバテのBD『イビクス──ネブゾーロフの数奇な運命』(国書刊行会から2010年刊行予定)などがある。現在、早稲田大学他非常勤講師。


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古永真一 著
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