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未知谷の刊行物【国内文学 ／ ネコのヤン】 |
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草原の祝祭、待望の新版！ ‘ネコのヤン’シリーズ第二作は「草原の祝祭」 ヤンはこの物語で、モスクワから北ロシアのオネガを結ぶ一本の鉄路を旅する。 その目的とは…？ 作者の分身‘名無しのロマンチスト’が、ヤンの謎を追い求め北ロシアの旅に出る。 そして、詩的で哲学的なヤンと動物たちが創り出した‘ある象徴’とは… それは人間社会の想像力をはるかに超えたものであった。 「草原の祝祭」は、ヤンのシリーズ中、最もロマンティックな作品と言えるだろう。 この本の初版が出てから一〇年が過ぎた。長らく品切れが続き、どうせなら、ということで装いも新たに新版を出すこととなった。そして装いも新たなら、内容も少しでも新たにしよう、と考えた。分かりにくい表現を避け、執拗なくり返しを切り捨て、読者に少しでも読みやすい形にしようと思ったのだ。（「新版へのあとがき」より） |
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目 次 |
頁 |
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第一部 プロローグ、ある男の回想 1921年 |
15 |
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第二部 草原のクリスマス 1900年〜1902年 |
35 |
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Ｉ 第一回目の旅、または秋の旅 |
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感傷主義の切符 |
36 |
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サヴィンスキー |
43 |
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II 第二回目の旅、または冬の旅 |
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砕氷船 |
57 |
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銀河の飾り |
69 |
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短篇作家 |
90 |
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III 第三回目の旅、または吹雪の旅 |
104 |
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IV 引き出しの星座 |
111 |
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Ｖ 第四回目の旅、または夏の終りの旅 |
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凍結した一瞬 |
120 |
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偽りのクリスマス |
129 |
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VI 第五回目の旅、または初冬の旅 |
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奇蹟 |
139 |
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雪のダンス |
143 |
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ミヤマガラスの像 |
150 |
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作家とツル |
164 |
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VII カワカマス君 |
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春の到来 |
172 |
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初めての秋の風 |
182 |
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VIII 最後の旅、ふたたび秋の旅 |
196 |
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第三部 エピローグ、ある男の回想 1934年 |
203 |
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チェーホフの手紙より |
244 |
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監督インタヴィュー抜粋 |
246 |
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新版へのあとがき |
250 |
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地図 |
254 |
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町田純 [まちだ じゅん] 1993年より1996年まで東京渋谷に、トルコの国際都市イスタンブール郊外にある歴史的な「カフェ・ピエール・ロティ」の雰囲気と、黒海に面した帝政ロシアの南の玄関口オデッサのイメージを重ね合わせたカフェ Odessa-istanbul「オデッサ・イスタンブール」を開く。 ロシア革命の混乱期には、クリミアやオデッサからたくさんの人々が、イスタンブール経由でパリやロンドンなどに亡命した。もちろんイスタンブールに身を潜めた人々も数知れない。 亡命という言葉は、無責任な傍観者から見れば甘美な響きを持った言葉だ。しかしそれは誰もがその秘めた胸の内に、この閉塞的な状況の中で、今ここから、この場から、精神的な亡命を絶えず求め続けている証左でもある。そんな束の間の亡命先の一つがカフェ「オデッサ・イスタンブール」であった、……のだろうか？ |
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小社刊の町田純の著作物 [ヤンとカワカマス] [草原の祝祭――ヤンのヨールカ] (旧版・品切れ) [ヤンとシメの物語] (旧版・品切れ) [イスタンブールの占いウサギ――亡命のヤン] [カワカマスのヴァイオリン――ヤンのノクターン] [Post Card Book ヤンのノクターン] [Post Card Book イスタンブールのヤン] [善良なネコ ヤンの短篇集より] [小ネコちゃんて言ってみナ ヤンの短篇集] [Avant-Garde Series１ ボクたちネコのお人形のコンビ 草原の穴] [閣下！ Your Excellency！] [閣下２ Your Excellency２] [新装版 ヤンとシメの物語] |
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