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小学句集
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宮川日輪子 著
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四六判96頁 1,200円(税別)
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ISBN4-89642-132-9 C0092
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日輪子さんは小学生の間ずっと、
そう一年生から六年生まで、
夏休みの自由研究と言えば
「日輪子の五七五」だったそうです。
六年間の句帖から選び抜いた六十四句をまとめました。
これなら私も、作れるかな?……
総ルビですから小学低学年から読めます。
子どもの心は純粋です。何のはからいもありません。俳句をはじめたころは、誰でもが真っさらな気持で対象物にすっと入っていって、先入観なしにつくります。いつでもゼロから入ること、この「初心」が大切です。この句集を読ませてもらって、そのあたりまえのことを、あらためて感じました。日輪子ちゃんの小学一年生から六年生までの心の成長が自分のことばで俳句に綴られています。ここには、日輪子ちゃんの飾らない日常が五七五音にのって、語られています。子どもは、俳句をつくる魔法のことばを持っています。大人がどこかに忘れてきてしまった、率直な感動を表現することができるのです。日輪子ちゃんのこの俳句集は、そのことを多くの人に知らせてくれました。世界でいちばん短かい詩、俳句をつくる子どもが、もっと増えたら、本当に嬉しいと思います。 (「跋」(石寒太)より)
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目 次
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頁
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一年生
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5
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二年生
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19
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三年生
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39
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四年生以降
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55
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跋 俳句をつくる魔法のことば(石寒太)
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81
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句帖
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85
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