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薔薇の展示会
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エルケーニュ・イシュトヴァーン 著 / 岩崎悦子 訳
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四六判上製192頁 2,000円(税別)
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ISBN4-89642-045-4 C0097
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私たちは死を生きることはできない――
しかし死は生に寄り添って存在する
死をテーマとしたドキュメンタリーフィルムを企画したTVディレクターは治癒不可能な患者ら三人との交渉に成功した。仕事、夫と妻との関係、親の介護、全てを受容せざるを得ない女性の人生や住宅問題などを背景に、「死にはモデルがない、だが死ぬことは人間に起こる真の出来事だ、つまり名前が与えられ、理解でき、描き出せることを示したいんだ」と、三人三様の臨終場面を撮影しようと取材する過程を描く。本邦初の本格的紹介ハンガリー作家による社会派のフィクション。
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目 次
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頁
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プロローグ
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9
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ケース1 ダルヴァシュ・ガーボル
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17
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ケース2 ミコー夫人
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35
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ケース3 J・ナジュ
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59
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ケース2-2
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80
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ケース3-2
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101
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インターミッション
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113
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ケース2-3
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115
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インターミッション
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139
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ケース3-3
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143
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エピローグ『薔薇の展示会』
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180
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訳者あとがき
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183
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