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島村利正全集 第三巻 1975―1978
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島村利正 著 / 郡司勝義,嶋村正博 責任編集
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A5判上製美装函入592頁 16頁月報入り 10,000円(税別)
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ISBN4-89642-043-8 C0393
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迷いを持たず瑞々しい感覚で平凡な題材を新鮮に描く文学
「自分の躯のなかでいちばん完全なのは眼であった。眼は、乏しく貧しい自分の半生のなかで唯一の資産、いや、武器であったかも知れない。」確かな眼を信じてはかない無常感を通奏低音に「秩父愁色」「一石橋幻景」「暗い銀河」と、静かな風俗を描く。
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目 次
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頁
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小説 三
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白い舞踏会 8/板谷峠 49/多摩川幻想 87/隅田川 99/鮎鷹連想 109/墓霊の声 131/秩父愁色 183/焦土 252/一石橋幻景 270/暗い銀河 309/妙高の秋 339/桐の花 362
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作品解説
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志賀直哉『白い線』解説 574/井伏鱒二『場面の效果』解説 577/川端康成『月下の門』解説 581/瀧井孝作『俳人仲間』 586
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『秩父愁色』あとがき 589/『妙高の秋』あとがき 589
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