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花のように、自然の中に 江戸の空には鴇(トキ)が飛んでいた
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大川公一 著
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四六判上製184頁 2,000円(税別)
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ISBN978-4-89642-681-6 C0012
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穏やかでやわらかい倫理
日本の芸術を研究してみると、あきらかに
賢者であり哲学者であり知者である人物に出合う。
彼はただ一茎の草の芽を研究しているのだ。
彼ら自らが花のように、自然の中に生きていく――
(ゴッホの手紙、テオドル宛より)
少年時代に経験した自然の豊かさと
青年時代に抱いた日本の西欧型近代化への疑念
それは一つの大きな問いとなって
文学、美術、哲学・思想、歴史、宗教学、民俗学、
文化人類学、考古学等、多岐に渡る書物を繙かせた。
長年の誠実な思索が、読者に幸せに生きる糸口を提供する
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目 次
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頁
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第1章 自然との共生
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7
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第2章 精神を持つ動物
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16
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第3章 変化する実体
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28
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第4章 生けるものの平等
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39
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第5章 自然が楽園
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49
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第6章 世間を生きる
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56
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第7章 原郷を懐かしむ
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67
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第8章 心地よい生
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83
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第9章 水墨画の調和
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92
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第10章 脳の使い方
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102
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第11章 自然との合体
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116
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第12章 理性の先にあるもの
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126
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第13章 社会への責任
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135
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第14章 ありのままに見る
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145
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第15章 矛盾の解消
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158
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あとがき
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171
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主要参考文献
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175
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大川公一 [おおかわ きみかず]
1947(昭和22)年、静岡県伊豆の国市に生まれる。東京大学文学部国文学科卒業。
著書に『竹林の隠者 富士正晴の生涯』(影書房)、『攻めダルマ蔦さん 池田高校・蔦文也監督遠望』(アーバンプ出版センター)、『無欲越え 熊谷守一評伝』(求龍堂)、『青春小諸義塾 サムライ教師と未来の学校』(信濃毎日新聞社)がある。
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