|
|
|
|
ギリシア・ローマの智恵
|
國方栄二 著
|
四六判上製288頁 3,000円(税別)
|
ISBN978-4-89642-494-2 C0095
|
|
|
言葉のルーツ、思考の端緒を知ると
既存の世界が豹変する
希・羅から脈々と続く人間の思想
常に思考者たちの基礎となった
西洋古典世界の豊かな言葉の海を
明確な根拠を示しつつ案内――。
|
|
|
目 次
|
頁
|
はじめに
|
1
|
I 西洋の古典世界
|
7
|
II ギリシア・ローマ名言集
|
169
|
あとがき
|
283
|
小見出し索引
|
287/i
|
I 西洋の古典世界
あ ――――――――――
アウタルケイア
アカデメイアの終焉
アキレウスの死
悪妻
アゴラ
アスクレピオス
アッピア街道
アポロンとディオニュソス
アマゾネス
アレクサンドリア図書館
安楽死
韻律 エレゲイア
韻律 サッポー風スタンザ
韻律 ヘクサメトロス
エペソス
エレウシスの秘儀
大いなるパーンは死せり
オリュンピア
か ――――――――――
カルタゴ
機械学
キュニコス
巨人戦争
ギリシアのお祭り ディオニュシア祭
ギリシアのお祭り パナテナイア祭
ギリシアの住居
ギリシアの食事
ギリシアの服装
靴屋のシモン
形而上学
元老院
コスモポリタニズム
古代ギリシアの宗教
古代人の名前
古代の遊び
古代の一日
古代の紙
古代の奴隷制
古代の風呂
古代のペット 犬
古代のペット ネコ
古注
暦
コンスタンティノープル
さ ――――――――――
サモス
三段櫂船
写本
出産、結婚、葬儀
シュラクサイ
浄福者の島
た ――――――――――
大地の測定
デウカリオン
テセウス
テラ
デルポイ
テルモピュライ
田園詩
トロイア戦争
トロイの木馬
な ――――――――――
ニンフ
は ――――――――――
プロメテウス
ペリパトス派
ヘルクラネウム
星とギリシア神話
ホメリダイ
ま ――――――――――
ミレトス
ムーサ
メナンドロス
最も長いギリシア語の綴り
や ――――――――――
ゆっくり急げ
II ギリシア・ローマ名言集
あ ――――――――――
後は野となれ山となれ
怒りと戦うことはむずかしい
怒ることを知らねばならない
医者は個々の人間を治療する
生まれぬのが最善
運はまずい審判者で、つまらぬ者に賞をあたえる
運命の剃刀の上に立っていることを心して考えよ
エロース(恋)、あらゆるもののなかで最もあらがうことのできない神
老いてもつねに多くのことを学ぶ
老いの閾に立つ
お喋りにとって沈黙ほどつらい苦しみはない
か ――――――――――
金は人生の不安の原因である
神々は徳の前に汗をおいた
神は永遠に幾何学している
幾何学を知らざるもの入るべからず
気むずかしさの有無は、心の善悪の重要な要因である
キュプリスさまの炎には我慢しかねる
健康が最善、二番目は器量よしで、三番目は富
幸福とはある種の活動である
言葉が行動にまさることはけっしてない
言葉は偉大な支配者である
この親にしてこの子あり
さ ――――――――――
災厄はひとを結びつける
自然が技術を模倣するのではなく、技術が自然を模倣する
習慣によって第二の本性がつくられる
女性の素質は男性に少しも劣らない
すべてに幸せな人間はいない
た ――――――――――
大山鳴動して鼠一匹
たくさんの医者の所に行ったから、俺は死んでしまった
点滴石を穿つ
天は自ら助くるものを助く
友のものは共有
な ――――――――――
汝自身を知れ
肉食をさし控える
二兎を追う者は一兎をも得ず
人間の一生はすべて偶然である
人間は人間にとって狼である
人間は万物の尺度である
は ――――――――――
半分は全体よりも多い
人は影の夢
人は水に浮かぶ泡沫
不確かな境遇でこそ確かな友を確かめられる
分を超えるなかれ
ヘシオドスの老年
保証、その傍らに破滅
ま ――――――――――
もの言わぬは恥ずべきことだ
や ――――――――――
友情とは平等である
友情はつねに益となるが、愛は時には害となる
ら ――――――――――
類は友を呼ぶ
ローマではローマ人のするようにせよ
ローマは一日にしてならず
|
國方栄二 [くにかた えいじ]
大阪在住。京都大学大学院文学研究科博士課程修了、京都大学博士(文学)。
主な著訳書
『プラトンのミュートス』(京都大学学術出版会)、『プラトンを学ぶ人のために』(共著、世界思想社)、『新プラトン主義を学ぶ人のために』(共著、世界思想社)、『哲学の歴史2』(共著、中央公論新社)、『瀧原宮と禰宜木田川氏』(糺書房)、『アリストテレス全集19』(共訳、岩波書店)、『ソクラテス哲学者断片集』I〜III巻(共訳、岩波書店)、『ソクラテス以前の哲学者たち』(共訳、京都大学学術出版会)、『プラトン哲学入門』(共訳、西洋古典叢書、京都大学学術出版会)など。論文は「コスモポリタニズムの起源」(『西洋古典学研究』、岩波書店)など。
|
|