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ストラスブール ヨーロッパ文明の十字路
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宇京頼三 著
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四六判上製464頁+カラー口絵32頁 6,000円(税別)
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ISBN978-4-89642-265-8 C0022
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国境の鳥は二ヵ国語で鳴く!
フランス北東部アルザス地方の州都ストラスブール
今なお中世風家並みを残す美しい町
ラインのほとりのドイツ国境の地に
ラテン・ゲルマン民族がぶつかり合い
肥沃な土地、ライン交易、ギルドの繁栄
動乱の歴史にユニークな文化が育まれた
ゲーテ、ユゴー、ネルヴァルetcを魅了し
欧州議会や欧州人権裁判所があり
フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」
フォワ・グラのパテも、この地が発祥
「ゴシックの華」と称される大聖堂を中心に
超二千年の歴史と豊かなる文化を悉皆詳述
「ストラスブールの文化誌」決定版!
カラー口絵32頁、カラー・モノクロ図版198点収録
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目 次
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頁
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プロローグ――ストラスブールとは?
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11
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第1部 川と森から生まれた町
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19
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第2部 ストラスブール大聖堂――石のレース編み
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75
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第1章 前史――大聖堂への歩み
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76
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第2章 ストラスブール大聖堂建立
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97
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第3章 ストラスブール大聖堂を飾るもの
1 彫刻/2 ステンドグラス/3 聖具調度品
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146
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第4章 大聖堂の不思議な物語と伝説
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251
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第3部 ストラスブール――暮らしと文化
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271
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第1章 衣食住
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272
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第2章 祭りと音楽
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317
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第4部 ストラスブールの文学散歩
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349
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第5部 ストラスブール――「ことばはドイツ、心はフランス……」
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419
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エピローグ――ヨーロッパ文明の十字路・ストラスブール
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435
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あとがき
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447
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参考文献/ストラスブール史略年表
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宇京頼三 [うきょう らいぞう]
1945年生まれ
1970年九州大学大学院修士課程修了
現在、三重大学人文学部教授
著書
『フランス―アメリカ――この〈危険な関係〉』(三元社)
『世界民族問題事典』(平凡社、アルザス関連八項目執筆)
訳書
F.オッフェ『アルザス文化論』(みすず書房)
E.フィリップス『アルザスの言語戦争』(白水社)
E.フィリップス『アイデンティティの危機』(三元社)
P.リグロ『戦時下のアルザス=ロレーヌ』(白水社)
J.ロレーヌ『フランスのなかのドイツ人』(未来社)
E.トラヴェルソ『アウシュヴィッツと知識人』(岩波書店)
E.トラヴェルソ『ユダヤ人とドイツ』(法政大学出版局)
Tz.トドロフ『極限に面して』(法政大学出版局)
ボードリアール/モラン『ハイパーテロルとグローバリゼーション』(岩波書店)
J.センプルン『ブーヘンヴァルトの日曜日』(紀伊國屋書店)
B.アンリ=レヴィ『アメリカの眩暈』(早川書房)
C.ファーブル=ヴァサス『豚の文化誌』(柏書房)など多数
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