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バラーダ
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住谷春也 訳 / シルヴィウ・バイアシュ 挿絵
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A5判上製96頁 2,000円(税別)
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ISBN978-4-89642-236-8 C0098
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民話・民謡・民族舞踊や衣装が今も生き生きと保たれているルーマニアで、人から人へ、村から村へと語り継がれる口承叙事詩、バラード。
世紀を渡り海を越え、挿絵26点と共に、三つの伝説ここに上陸!
《ミオリッツァ》
運命的な定めを受け入れる羊飼い、羊や犬との愛情による結びつき、そして大自然との壮麗な交感――ルーマニアで最も愛される、ルーマニア精神の原点!
《棟梁マノーレ》
中世建築の傑作、アルジュシュ僧院。その建設にまつわる、人柱の伝説――美的創造の神話!
《太陽と月》
雄々しい太陽が妹へ向けるひたすらな恋慕、ひたむきな求愛――代表的な幻想的バラーダ!
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目 次
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頁
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ミオリッツァ
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5
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棟梁マノーレ
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23
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太陽と月
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51
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解説 ルーマニアのバラード
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87
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住谷春也 [すみや はるや]
1931年生まれ。1953年東京大学卒業、1978年『ルーマニアの民話』(共訳)以降、ルーマニア文学の研究翻訳に専念し、リビウ・レブリャヌの長篇小説『大地への祈り』『絞首刑の森』を始め、ザハリア・スタンク『ジプシーの幌馬車』、ミチャ・エリアーデ『妖精たちの夜』『エリアーデ幻想小説全集1〜3』などの近代文学の翻訳多数。2004年ルーマニア文化功労コマンドール勲章受章。
シルヴィウ・バイアシュ
1931年生まれ。版画家・イラストレーター。1959年、ニコラエ・グリゴレスク美術大学卒業直後から国内の例年主要美術展に出品、1978年ライプツィヒ国際グラフィック展をはじめ多くの国際ビエンナーレ・トリエンナーレ美術展にも招待され、入賞をくりかえす。1995年には東京で版画展と挿絵原画展を開いた。ユニセフ・ルーマニアの児童向け雑誌「アリエル」の美術コーディネーター(1933〜1995年)。
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