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覆面の女将軍 後篇
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本田美禅 著
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240頁 2,000円(税別)
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ISBN4-915841-38-3 C0093
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大政所の宿痾を癒し太閤の眼鏡に適った小雪は三万石の領地と夫雅楽之介を得る。膂力知能に優れた女丈夫は果して……
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目 次
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頁
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驚かるる裡面の消息/大宮司家の現状/五千両と吊替の首/意気軒昂たる怪童/懦弱なる城主の狂態/忠僕吉良より帰る/初めて明す肚裡の懊悩/是れはまた意外の光景/軍師匪徒の策謀を説く/血塗ろになった敗残の猛者/兇徒這々五家へ落つ/女将決意天険を探る/天から降った珍客/全軍五日間艱難を嘗む/殿への土産に猿と鷲/勇婦饒舌敵将を嘲る/怪童駒市老雄を生捕る/戦捷に酔う野営の饗宴/恋の女将苦憂の審問/凱旋第一日の悲劇/涙の中に微笑まるる遺書/本営中の仮装園遊会/乱調子薙刀の舞/雅楽之介殿浦に現わる/駒市本多忠勝と組討つ/久しぶりの浴後の化粧/有頂天上にある秀吉/太閤急遽母の病を見舞う/風雪中にさまよう二壮士/驚異に値する泥中の名珠/不思議、見覚えのある顔/哀れなる佳人の境遇/漫ろに動く花意月情/僥倖に獲た好土産/虎狩帰途の鬼将軍/初めて聞く妻の消息/珍味虎肉の味噌汁/障子の破穴から女の眼/恋の間諜、間諜からの密書/日に一万ずつの首を斬る/伝統的の性情発揮/酒力を藉って熱情を説く/三色旗の騎馬組/いよいよ出陣許可/嬉しい事づくめ/怏々不怡の鬼将軍/所謂南大門会議/天祐の豪雨予期の大捷/勇将の眼に涙の感状/天から降った三色旗軍/佳人愛人の決意を嘆く/女将勇戦物語/粋に捌けた主将の伝言/才子闇中の飛躍/説くに道をもってす/勇婦もやはり唯の女性だ/大団円
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