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覆面の女将軍 前篇
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本田美禅 著
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224頁 2,000円(税別)
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ISBN4-915841-37-5 C0093
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大政所の宿痾を癒し太閤の眼鏡に適った小雪は三万石の領地と夫雅楽之介を得る。膂力知能に優れた女丈夫は果して……
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目 次
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頁
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名医徴募の高札/覆面の美勇婦/意外な要求/胆大斗の如し/其も好い是も好い/御病気平癒/お褥揚の大祝宴/望む褒美は?/大醜女! 大醜婦!/悲しき物語り/一足飛に三万石/切なき上意/不安の幾日/飴ン棒か鉄棒か/淀からの使者/真意は那辺に/正則の嗷訴/関白殿下莨の講釈/藪を突々いて蛇/仁慈に充ちた教訓/人心収攪の秘訣/秀吉の色懺悔/田楽差だ覚悟ッ!/胆に沁る友の忠言/恋を追う若き人々/船は無心、人は懊悩/好意の尾行/予期して居った犀狼の群/網に罹った窮鳥の悲哀/救いの金剛手/起誓文の強要/疑問の豪傑/肥後下りの船中/怪むべき顔の傷痕/哀れ蟷螂の斧/眼前に見る女医の怪力/家臣募集の高札/痛快な噂、忌むべき疑惑/恋を煽る老士の同情/深夜松原の邂逅/ぴんぴん跳ねているらしい/痛烈なる肚裡の悲哀/惻々人を動かす真情/敵は本能寺に在る/狂喜した家老の報告/怪傑を追う女丈夫主従/首代りの半白の髷/生臭坊主の武者修業/いよいよ領地浜町入部/怪童と悍馬鬼鹿毛/大雷雨の日の出来事/伯楽よく馬を相る/造営中の新浜町城/積鬱に泣く忠婢の憤慨/出征地からの第一捷報/相弔う淋しき両個/詮方なしの発憤/怪童駒市馬奉行となる/怪僧突として路上に現わる/徐々と説く怪僧の弁/寝首の価三千両/憂慮さるる大難産/不安焦燥杞憂の一夜/呪詛調伏の藁人形/悲しき宣告
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