未知谷の刊行物【哲学・思想】



 
白バラを生きる――ナチに抗った七人の生涯
M・C・シュナイダー,W・ズュース 著 / 浅見昇吾 訳
208頁 2,200円(税別)
ISBN4-915841-24-3 C1098



社会から除外されたり差別されたわけではないエリートが、「道徳的義務」として死を賭してナチへの抵抗を選択した。白バラ各メンバーのその勇気を、最新の研究成果や新発見の資料を駆使して生き生きと浮かび上がらせる。


目  次

序文

I 「白バラ」 一つのアプローチ
11 
II 同化・疎隔・拒絶 第三帝国での生き方
少年団の活動と同盟青年団――ハンス・ショル 21/我が道を求めて――ヴィリー・グラフ 25/「哲学なんて僕の柄じゃない」――アレクサンダー・シュモレール 28/「総じていえば、非政治的人間」――クリストフ・プロープスト 31/帝国勤労奉仕と戦争 33/第三帝国下のミュンヘン大学 38/ディスカッション・グループ――「事物の真の根拠を求めて」 44/「安楽さに、群れの中の温もりに、偏狭なブルジョワに、後戻りせず」――ゾフィー・ショル 48/友情――抵抗運動の基盤 51/宗教 53/クルト・フーバー――政治的な学者 57
17 
III 「頭の中だけでなく、行動で信条を示す」
 「白バラ」の抵抗 一九四二と四三年
ディスカッション・グループから抵抗組織へ 63/「白バラ」――名前の由来と意味 66/「白バラは君達を揺すぶって止まない!」――一九四二年六月と七月のビラ 68/抵抗の基盤の広がり 77/戦争と「大旅行」の間――一九四二年夏のロシア滞在 80/「本格的な始まり」――抵抗活動の拡大、一九四二年から四三年にかけての冬 87/当局――ゲシュタポの捜査 97/「夜は自由の友」――抵抗の過激化、一九四三年一月と二月 99/「今こそ沈黙を破れ!」――クルト・フーバー、第六のビラ、「白バラ」 102/民族裁判所で 105/「白バラ」抵抗運動に対する反応 111/ハンス・ライペルトと化学研究所 114
63 
IV 「それでも彼らの精神は生き続ける」?
 「白バラ」に関する考察
119 
V 付録
125 
出典と参考文献
173 

183 
訳者あとがき
203 


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白バラを生きる
――ナチに抗った七人の生涯
M・C・シュナイダー/
W・ズュース 著
2,200円(税別)

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