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ブランコ・ヴケリッチ 獄中からの手紙
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山崎淑子 編著
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四六判272頁 2,400円(税別)
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ISBN4-89642-120-5 C0095
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ブランコ・ヴケリッチは確信的理論派コミュニストだった。ソ連の軍事諜報機関の依頼を容れ来日。リヒアルト・ゾルゲを首領とするグループに参加した。祖国ユーゴスラヴィアの新聞『ポリティカ』に日本を紹介する記事と写真を送る表の仕事をする一方、日ソ開戦を避けるための諜報活動を進めた。ジャーナリストの職性を活かした写真撮影と収集された情報の分析が主な任務といわれるが、1941年所謂「ゾルゲ事件」に連坐して逮捕された。通信を許可された同年12月から1945年網走刑務所で獄死する直前までのブランコの全159通と妻淑子の抜粋88通を収録する往復書簡。
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目 次
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頁
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はじめに
附載1 スパイの妻の屈辱に耐えて/附載2 ブランコ・ド・ヴケリッチのこと
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3
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第1部 はじめての面会まで
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41
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第2部 判決の確定まで
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89
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第3部 春を待って……
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207
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付記
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247
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後記――改訂版によせて
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256
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ブランコ・ヴケリッチの足跡
1932年12月30日 マルセイユを出港
1933年02月11日 横浜に入港
1935年04月14日 淑子と能楽堂で出会う
1940年01月26日 ブランコ、淑子の結婚
1941年03月22日 長男ラヴォスラヴ洋誕生
1941年10月18日 日本警察に逮捕される
1943年09月29日 一審にて死刑求刑
1944年04月05日 無期懲役の確定
1944年07月00日 網走刑務所へ服役
1945年01月13日 急性肺炎にて獄死
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