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桃の楽々 テラコッタ作品集
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南椌椌 作
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A5判96頁(カラー16頁) 2,000円(税別)
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ISBN4-89642-113-2 C0072
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父たる韓の血と母たる日本の血に揺れた少年期、南椌椌と仮空の名を案出し、桃と出会った作者の葛藤は、詩や散文へ、書や絵画へと次々に結実した。1992年より「桃の子供」というテーマで制作した素焼人形作品集。
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桃のことは秘密にしておきたい
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さっきまでは影も形もなかったヒト
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この国にはこのような人もいる
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花の薫りがくすぐったいのです
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土の人 桃の人 楽しみの日々の
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天国からやってきて いまはひとやすみ
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桃のこと話してあげようか
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春が来るまでは笑っていようと思います
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南椌椌 [みなみ くうくう]
1950年8月5日東京生まれ。1992年より「桃の子供」というテーマで制作を始める。これまでにガラス絵、テラコッタ、墨絵などによる個展多数。2003年には韓国ソウル市の耕仁美術館で個展。画文集に『桃の子供』(架空社)、絵本に『ショコラシビリとぼく』(フレーベル館)、『にこちゃん』『くーくーねむりんこ』(アリス館)などがある。
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