|
|
|
|
モイシェとライゼレ
|
カーリン・ストッフェルス 著 / 大川温子 訳
|
四六判上製224頁 2,000円(税別)
|
ISBN4-89642-049-7 C0097
|
|
|
「子どもの権利条約」1989年の国連総会で採択されたこの合意の精神的父と言われるポーランドの伝説のユダヤ人、小児科医、作家・思想家、ラジオのパーソナリティ、孤児院の院長と縦横に活躍した、ヤヌス・コルチャックへの頌歌!
「金のくちづけ賞」受賞!!
主人公モイシェは特にユダヤ人と意識することなく育ってきた金髪の少年。彼は13歳で孤児となり、コルチャックの元でユダヤ的生活を送ることになる。世話役となった長い三つ編みの少女ライゼレとの出逢いとその後を、いつも裏目に出てしまう彼の不器用な言動とともに描く淡い恋の物語――
しかし1940年という時代は、孤児たちをみな、ワルシャワの狭隘なゲットーへ、さらには絶滅収容所トレブリンカへと押しやっていた。
|
|
|
目 次
|
頁
|
はじめに
|
1
|
第一部
テル・アヴィヴ 1995年 9
|
9
|
第二部
ワルシャワ 1939年 17/夏期休暇村、ゴツワヴェック 1940年 88/ワルシャワ 1940年秋 115/クラクフ 1940年秋 126/田舎で 1940年秋 149/ワルシャワ 1941年冬 186
|
17
|
第三部
テル・アヴィヴ 1995年 199
|
199
|
訳者あとがき
|
215
|
|